Alien Cast

 Aライフ、人口生命体と言いながらその創出技術は全くの地球外テクノロジー。いつまでも星から飛び立てる精神段階に昇れない人類に手を焼いている宇宙連合内の穏健派、まるで人類の様なお人好しな方々をここに紹介致しましょう。



アルクトゥルス星人トービャン(Arcturian Thovian)

 宇宙連合銀河系太陽系統括大使。スターシードと呼ばれる他星生命体の次元上昇を手助けするアルクトゥルス星の習性を宇宙連合に上手く利用され、太陽系を取りまとめる役を担っている。

 通常この星人は肉体が無く、エーテル体として存在しているが、トービャンは大使という役柄上顕在化している。相手に合わせ様々な肉体へ変化出来るが、地球では人類の少年の姿になる。

 写真は副官のシムザーレといる時の、彼女と同じノルディックの姿になっているもの。大使に任命されて以来、2世紀に渡って人類に頭を悩まされ続けている。




ノルディック シムザーレ(Nordic Simzare)

 宇宙連合太陽系統括大使副官。プレアデス星団イータ星アルキオネ人の彼女は大使トービャンの命を受け1953年に地球へ向かい、応答した米に対し核武装解除の進言と技術援助の交渉をしたがこれを拒否された後、次に応答したソビエト宇宙局との交渉に入った。

 シムザーレの後を追って来た連合内急進派のクリルが全権委任大使を装い米と相互科学技術供与の密約を交わす。これを危惧した連合は地球人類次元上昇計画の早期実施に踏み切った。

 人類に対する試験の為に行われ続けていった人口生命体の創出だったが、地球人類の性質をプログラムされた彼女達の予想外の思考と行動に、愚かなだけと結論付けた筈の人類に未知の希望があることを60年掛けて知らされる。




レディボール生命医学工学博士(Dr.Lady Ball)

 1961年月で調印された宇宙連合と地球人類の条約に基づき、締結後直ちにレディは派遣チームを組織しソビエトへ向かい人口生命体創出に入る。

 生命医学工学の分野を飛躍的に発展させたゼータ星レティキュリアンの医師家系の彼女は、人類の母を持つヒューメイリアンにして脳細胞神経プログラムの天才、ロンの育ての母でもある。




ヒューメイリアン ロン(Humalien Ron)

 1947年のロズウェルでの地球外生命体の存在発覚以降も止むことなく接触が続いたが、その中でグレイ型と呼ばれるリゲリアンレティキュリアンと地球人との生殖行為も行われていった。無秩序な太陽系での異星間交流の落とし子であったロンは、ゼータ星で生命学博士のレディボールに育てられ、レディの研究姿を見て成長していく中、ニューロンとシナプスの結合デザインに天才的な能力を発揮するようになる。

 地球での人口生命体創出では、実質レディとロン二人での作業となった。しかしロンはヒューメイリアンの特性として精神錯乱を頻繁に催す。それに対処が出来るロンの精神的支柱が親友、カウンセラー・ペイルアクアである。ペイルの身魂を尽くす治療は、長く滞ったままだったロンの発育をも促した。

 写真は2009年ロンをリーダーに、シルクナインの形状記憶液状生命体アップデートを執行した時の物。ほぼ成体と言えるまでに立派に成長した姿である。




カウンセラー・ペイルアクア(Counselor Pale Aqua)

 ゼータ星レティキュリアンのペイルは大使トービャンのカウンセラーでもある。トービャンやシムザーレが人類を嘆いて彼に泣きついてくる時にはいつも「人類が時を棄てた時に全てが上手く行く。」と微笑む。

 写真はロンの錯乱発作時に、彼の中にあるはずの強いロンとなって顕在化する、同一化支柱治療法時のペイルの姿。ゼータ星人の三分の一の種は淡青の肌を持つ両性具有である。その中でペイルは父性の割合が強い性質を持っている。




レティキュリアン・マザースカル(Reticulian Mother Skull)

 レティキュル連星系を代表する宇宙連合大使。1953年からの地球アセンション計画の監査役であるマザーは月調印式から現在までの人類の動向を見守り続けている。彼女は常時、娘のレディ博士とその養子ロンとで3人の家族行動を取っている。





 創出後の人工生命体に訪れる不安や恐怖を全て察知し、全身全霊で対処するペイルは、サニーとシャドウにパパーシャと呼ばれ全幅の信頼が置かれていた。私利私欲の為に争いを繰り返すだけに見える人類の中に隠されている次元上昇の芽を、ペイルはサニーとシャドウを通して初めから見抜いていたのかも知れない。







Alien Cover Art

続けて宇宙連合関連のレコードジャケット・カバーアートコレクションです。是非ご覧ください。



 地球での顕在スタイルのトービャン大使。ソ連ではマルチク(坊や)と呼ばれ、人類はまんまと思惑通りトービャンに慣れ親しんで行った。



 見た目から優雅で温厚な種族だと思われているノルディックだが、少なくともシムザーレは怒りっぽく口がわるい。



 若きロン。養母レディボールはヒューメイリアンとして産まれたロンの成長阻害因子は祓いきれないものと覚悟していたが、ペイルの粘り強い献身の末に消し去ることが出来た。



 マザーと面識のあるAライフはシャドウ・アルネの他、サニーだけだったが、消滅時のラストシャーリーン・クリサンは、走馬灯の様にシャーリーン達の悲しい想いが身体を駆け巡る体験の中、それぞれの想いを吸収し上昇させたマザーの存在を知った。






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