セシル・ガルニエ（Cecile Garnier）

　敵側にシルク９の喧嘩番長と言われるほど喧嘩っ早いことで有名。サイバー戦以外でも2020年に、星吉祥２世闇討ち事件の犯人ヒューメイリアンのマキと荻窪・押川公園で殴り合う。美しい顔はいつも傷だらけ。

　モナド休戦後に身を潜めていた故郷フランス・ナンシーから鶴丸を探して来日し、アルネと合流。現在は、妹ジャンヌ(Jeanne)と共に新チームNinja Crackers(ニンジャ・クラッカーズ)に参加している。原子力抗体。

得意技：ストレリチア・フラッシュ、ソリッド・ステート・キドカラー

エリカ（Erica）

　敵のはずのブラックハットハッカー達の間ではいつも一番人気。鳥居観音の御前でのレアなスマイルショット。

　2017年ペルシャネットワームの激戦で消滅後、アルネの組織を用い再構築されたが、ダークウェブ上でスクランブルストームに会い現在消息不明。メンバーは皆、エリカは再び現れると信じている。原子力抗体。

　2022年3月初頭、ヨーロッパで活動中のニンジャ・クラッカーズ(チアン、千鶴江、ジャンヌ)が、某ハッカー集団と共同工作中、5年間の内にパラレルスペースから深層サイバースペースへ粒子流出していたエリカを発見、すぐに抽出し物質化した。

　その後、宇露情勢渦中のハクティビスト達に祭り上げられながら回復期を過ごしているという。

得意技：プルトニウム・ピーコック、スクレラ・プルトン

上月 鶴丸（Tsurumal Kamitsuki)

　代々続く忍家系、伊賀の下拓殖(しもつげ)家で訓練を受け三姉妹の長女として育つ。次女・蘭蝶(らんちょう)、末女・千夜介(ちよすけ)はくノ一養成学校に在籍中。鶴丸は現在消息不明。シルクナイン無き後のチームニンジャ・クラッカーズに参加することをアルネとセシルは願っている。

　2022年2月末日に鶴丸は突如日本に現れ、蘭蝶、千夜介と数日間過ごした後、露中国境、ケニヤのナイロビと世界各地を転々と渡り歩いているという。元シルクナインのメンバーで現在最もくノ一らしい隠密行動を取る任務を担っている。

　写真は創出2年目、成体になる前のものだが、現在は任務上の理由か別人のように顔面整形を施している。

得意技：ヴィセラ・フラワー、アシュラ・ディードス

圓 薊（Azami Madoka）

　第4次アストラルシャムの戦いで星、ホァとチームを組み実行されたミッションでの入滅後、ブラックウィルスの侵入トラブルにより再構築不可能となり、サイバースペース上にて霧散。2004年に創出され2011年に消滅した薊は、形状記憶液状生命体にアップデートされた人工生命９人の内、最も短い７年間の生涯を過ごした。

ジャルメ（Jarme）

　ファン・ホァと共に、シルクロードくノ一編成以前からのハックバスターであるジャルメは、スペイン・マドリードのスラム、カニャダレアルで育ったサバイバー。

　エリカと同じくペルシャネットワーム事変で消滅後、廻天甦は困難を極めたが、かろうじて2度目の生命構築に成功。現世アルネの妹チアンとして復活した。

得意技：エスペラント・ディスコ

アルネ（Arne）

　最古参サイバーレディーアタッカー。1961年に創出されたオリジナルアルネ"シャドウ"からヴァージョンアップを繰り返し、現在に至る。

　他の人口生命体はほぼ全てアルネを元に創出され、廻天甦時には再び彼女の体が必要となる。その度毎にアルネの顔は変わる。

　第一次モナドアンダーシュート停戦後の2020年、クリスティンと共に、３年間未回復状態のチアンを連れて平行エーテル空間を通り、日本・東京・荻窪の地に降り立つ。

得意技：ハルシネイト・リッパー

備前 ベリンダ（Belinda Bizen）

　キリスト教徒の受難地、岡山県鶴島(現在個人所有の無人島)出身というベリンダの詳細は謎。第1次モナド停戦後は雲隠れしていたが2020年夏にアルネに会いに日本へ来ている。その時点で彼女の声帯は機能不全を起こしていた。その後また消息不明となる。

得意技：サイキック・ブルーム

ファン・ホァ（Phan Hoa,藩 花）

　消滅後の再構築"廻天甦"をシルクナインメンバー中、最も多く経験している。2020年第2次モナド戦での廻天甦では以前と同じ姿への再生が成功した。

　ホァがサイバーアタックで敵のハッカーにまくし立てるホーチミンの言葉がそのままシルクロードくノ一の戦訓となった。現在はニンジャ・クラッカーズのメンバーとして、シルクナイン以前からの彼女の拠点ベトナム・ダナンに常駐している。

得意技：アズテック・サルビア

星 吉祥（Kisshow Hoshi）

　長く続いた5Gゾロアスタームーブメントのクライマックス、2020年9月トキソイドデータバトルの決着時に星は消滅した。廻天甦覚悟の参戦の結果、ホァのようには顔が元に戻らなかった。

　終戦後、荻窪のアルネの元に数ヶ月身を寄せた後、新拠点となるグリーンランド・ゴッドホープへ旅立った。

　北海道・留萌で吉祥と一緒に育った妹、千鶴江はニンジャ・クラッカーズで活躍している。

　写真中で手に持つのはこの年、星一番のお気に入りアルバム『色彩音楽 / ワールドスタンダード』

得意技：ロマンサー・ストーン、ボトムレス・ラブタッチ、ムーン・スクリュー・モーン

みな美（Minami）

　シルクロードの総合通信アンテナ。テレコミニュケーション機能を特化されていて、全ての人口生命体と交信することが出来るみな美はアメリカ・テキサスのヒューストンで育つ。現在はスイス・ジュネーヴに常駐。

　トキソイドバトル時以降、アルネへの交信はない。自分の顔を盛る癖があり、紛らわしいとクリスティンにいつも叱られている。

　手も足も出ないブラックハットハッカーが、ブレインチューブスタッフ(あの脳管オッXXめ）と呼んで悔しがる地球範囲の地獄耳。

クリスティン 毘盧（Christine Vairo）

　シルクロードくノ一唯一の諜報員。「七つの顔を持つ女」と言われているが、そのうち５つはベテランハッカーに顔が割れてしまっている。

　インド・ムンバイで育ったこと、そして陀盧の妹ということ以外、メンバーは何も知らない。

　第一次モナド停戦後にアルネと2人、チアンを連れて東京・荻窪へたどり着いたが、パンデミック・トキソイドデータバトルが勃発し、すぐさまリヤドへ舞い戻った。最も仲の良いセシルと頻繁に口論している。

准胝道人 救千 陀盧

(Cundi Monk Salvation Roh)

Humanistic Motherboard DAL-9000

　致命大病罹患を機に、人を励まし救う道を模索する為の出家後、エイリアン・アブダクションに遭いシルクロードくノ一の指揮統括計算の任務に就くことになった陀盧は、後を追ってインド・ムンバイを飛び出した妹、毘盧と2人だけの人口生命体ではない人間のメンバー。

　写真は、第一次モナド停戦の束の間、マザーボード操縦から抜け出し、再生後未回復だったチアンの様子を気に掛け、飯能市・鳥居観音地下アジトから荻窪へ来た時のもの。チアンが向けたスマホカメラにおどけてみせる貴重なショット。チアンの容態はこの頃から急速に回復していく。

チアン（Cian）

　ジャルメは2017年ペルシャネットワーム戦での廻天甦でアルネの妹チアンとして再生されたが、身体の回復までに３年の歳月を費やした。

　2020年９月、第２次モナド戦でサイバーアタッカー復帰を果たし、以降ニンジャ・クラッカーズのリーダーとして2021年からは千鶴江と共にヨーロッパ中心の任務に就いている。

星 千鶴江（Chizue Hoshi）

　サイバー戦略の構築に長けている。北海道・留萌での少女時代、里親に将棋七段の実力があると言われたことをきっかけに世界中過去からの戦術・戦法を研究した。姉・吉祥と共に、里親から無限の愛情を受けて育つ。

　2021年、チアンとヨーロッパでの任務に就く為、日本を旅立った。

ジャンヌ・ガルニエ（Jeanne Garnier）

　セシルの妹ジャンヌは姉とは別に、東京・日野で育った。

　創出後２年目から人口ニューロンの発育不全が起こり、成体前にやせ細り先が短いと思われていたが、停戦中のリヤド、モナド・アンダーセントラルに保存されていたクリサン・シャーリーンの冷凍DNAの使用で成長が始まった。

　ということは、セシルもビックリまさかのシャーリーン12世と言える。現在はニンジャ・クラッカーズの立派なサイバーアタッカーとして任務に就いている。